2021年12月23日 – 弊社の最高技術責任者で東京都立大学教授の金村聖志が電気化学会※1において、構造制御と界面設計に基づく蓄電池・燃料電池材料のマルチスケールの創製が評価され、2022年度学会賞(武井賞)※2を受賞しました。
3DOM最高技術責任者 金村聖志教授のコメント
「この度は、学会賞に選出頂き大変光栄に思います。共に研究を行ってきた共同研究者・技術者の方々のご支援・ご助力があってのことだと考えており、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
「構造制御と界面設計に基づく蓄電池・燃料電池材料のマルチスケールの創製」に関する研究が評価頂いた理由は、電池開発に必要な界面の分析や正極や負極材料の合成、さらにはセパレータに関する研究をnmからcmオーダーに拡大したことで得た成果が、実用電池の開発に貢献したことと認識しております。特にμmのスケールで三次元規則配列多孔構造を電池の世界に取り入れた点は、独創性があったと判断して頂いたと思います。その中でも3DOMセパレータに関する研究は世界的にも認められており、当社の名前にもなっています。今後も、今回頂いた賞に恥じぬよう、また更なる技術開発の進展に向け、電池の分野へ貢献できるように、より一層研究活動にまい進する所存です。」
※1 公益社団法人 電気化学会:
電気化学の基礎と応用に関する研究の推進と、それを基礎とする産業技術の進歩を図り、
それを通じて学術文化の進展と社会の発展に寄与することを目的とする日本の学会。
※2 学会賞(武井賞)について:
武井武元会長の寄贈による基金を基にして1977年に創設。
電気化学および工業物理化学の進歩・発展に寄与する優れた研究を行い、
その業績を本会会誌ならびに関連学協会誌に発表した者に与えられる。
掲載ウェブサイト:公益社団法人 電気化学会
2022年度各賞受賞者のお知らせ
URL:https://www.electrochem.jp/post_news/4720/