要約
- Neogenは、noco-noco のセパレータ「X-SEPA™」をインドで製造することを最終的な目標とし、 X-SEPA™ 技術の 3 年間のマーケティングおよび販売ライセンスを獲得しました。
- noco-nocoの革新的なセパレータ「X-SEPA™」の技術とNeogenの電解液を融合させた技術的な相乗効果で、より幅広い顧客に先駆的なソリューションを提供します。
- Noco-noco(ナスダック: NCNC)は、インドの電池製造部門におけるNeogen社の広範な顧客ネットワークを活用し、急成長するインドの電動モビリティ・エネルギー貯蔵市場にすばやく参入することを目途としています。
シンガポール/インド、2024 年 3 月 7 日 – 先日東京で開催された 2024 年国際二次電池展で、インドの上場企業 Neogen Chemicals Ltd (ニューヨーク証券取引所: NEOGEN) の完全子会社である Neogen Ionics (India) Ltd.(以下、Neogen)は、二次電池向けのさまざまな製品を展示し、特に noco-noco Inc.の画期的なセパレータ「X-SEPA™」を紹介し、展覧会で大きな注目と関心を集めました。
今年1月初め、Neogenとnoco-noco Inc.(ナスダック: NCNC)の100%子会社であるnoco-noco Pte. Ltd.(以下、noco-noco)は戦略的マーケティングおよび販売に関する覚書を締結しました。この合意は、noco-nocoの革新的なバッテリーセパレータ技術X-SEPA™をインド市場に導入する道を開くもので、最終的な目標は、NeogenがX-SEPA™セパレータを国内で製造することです。
この提携は、X-SEPA™の卓越した性能を活用し、インドのエネルギー貯蔵エコシステムと電動モビリティ分野の成長を促進することを目的としています。
幅広い用途で市場参入を加速
今後3年間にわたり、noco-nocoは信頼できる戦略的パートナーとしてのNeogenと協力し、X-SEPA™の商品と技術をインドで販売・流通してまいります。この提携関係は、市場への浸透を促進し、インドのエネルギー貯蔵市場と電動モビリティ市場で強力な地歩を確立することを目的としています。noco-nocoは、Neogenが持つインド国内の電池セルや電池のメーカーとの広範な顧客ネットワークを活用し、インド全土でX-SEPA™技術の採用を加速することを目指しています。
この提携関係は、インドの様々なリチウムイオン電池メーカーが大幅な拡大を計画し生産能力の大幅な増加を示している現況下に、戦略的なタイミングで締結されました。業界の報告によると、インドのリチウムイオン電池市場の年平均成長率(CAGR)は22.1%で、2031年には総売上高が160億米ドルを超えると推定されています。今回の提携により、noco-nocoはこの高成長市場における重要なプレーヤーとして位置づけられ、長期的提携関係を育み、持続可能なエネルギー貯蔵のバリューチェーンに貢献いたします。
高度なバッテリーソリューションのための技術の融合
この提携の第二の側面は、noco-nocoのX-SEPA™技術とNeogenの独自の電解液を統合し、二次電池の性能を向上させることです。
Neogenは、インドの電池用化学製品の大手企業であり、電解液とリチウム塩に重点を置いたリチウムイオン電池材料の製造を専門としています。
Neogenの電解液とnoco-nocoの画期的なX-SEPA™技術の統合により、インド市場の多様な需要に合わせた、より長寿命で信頼性の高い二次電池のための先駆的なソリューションが誕生します。このような需要は、季節による極端な温度変化から、広範な2輪・3輪車輸送や広範なエネルギー貯蔵用途向けの、手頃な価格の長寿命バッテリーのニーズまで多岐にわたります。
X-SEPA™のセパレータは、60℃で3000サイクルの長寿命、0℃においても高性能、150℃で1時間の耐異常性を実現する電池の原動力となり、Neogenの電解液とともに、X-SEPA™のインド全土での採用と市場への普及を加速させる新しい電池の製法を探求していきます。
noco-nocoのCEOである松村正大は、次のように述べています。
「インドの電池材料業界をリードするNeogenとの提携は、単なる業務提携ではありません。10億人を超える人々のエネルギー貯蔵需要が急増している中、持続可能なバッテリーアプリケーションの差し迫った需要に対応し、技術的ソリューションを開拓することに専念する強固なパートナーシップを意味します。私たちは、将来について極めて強い熱意を抱いており、企業価値を高め、革新を推し進めるために協力してまいります。」
ショーケースから協業までの軌跡:
この戦略的協業の始まりは、日本の3DOMでX-SEPA™の研究開発を率いる、著名な技術者である金村先生を日本から招いて、Neogenが大規模な業界セミナーを開催したことにさかのぼります。これが2023年10月に開催されたインド電池ショーにつながり、NeogenはX-SEPA™技術を展示し、国内の電池セル・バッテリーメーカーから大きな関心を集めました。
電気化学電池研究分野で著名な金村聖志博士は、3DOMでのセパレータ開発の先駆者です。現在、東京都立大学都市環境科学部名誉教授を務めており、京都大学工学部准教授、首都大学東京准教授、東京都立大学大学院工学研究科応用化学専攻教授を歴任されています。 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)審査委員を務められ、また多数の論文を発表されています。
noco-nocoについて:
noco-noco Inc. (ナスダック: NCNC)は、カーボンニュートラル経済への世界的な転換を加速する脱炭素ソリューション・プロバイダーです。長寿命・高耐熱性能を実現した画期的なバッテリセパレータ技術「X-SEPA™」を基盤に事業を展開し、クリーンで手頃な価格の持続可能なエネルギー貯蔵ソリューションのニーズに応えています。
Safe Harbor Statement:
本プレスリリースには、1933年米国証券法(「証券法」)第27条Aおよび1934年米国証券取引法(「取引所法」)第21条Eに規定される意味において、noco-nocoが現在入手可能な情報および信念と仮定に基づく将来予想に関する記述が含まれています。場合によっては、将来の見通しに関する記述は、以下の言葉によって識別することができます。「できる(may)」、「する(will)」、「し得る(could)」、「なり得る (would)」、「ものとする(should)」、「期待する(expect)」、「意向である(intend)」、「計画である(plan)」、「予想する(anticipate)」、「信じる(believe)」、「予測する(estimate)」、「推定する(project)」、「可能性がある(potential)」、「継続して(continue)」、「現在起こっている(ongoing)」、「目標とする(target)」、「求める(seek)」、またはこれらの単語の否定形もしくは複数形、ないしは予測もしくは将来の出来事や見通しを示すその他の類似の表現によって、将来見通しに関する記述を識別することができますが、すべての将来見通しに関する記述がこれらの言葉を含んでいるわけではありません。将来の出来事や状況、noco-nocoが事業展開する市場、noco-nocoの将来起こりうるまたは想定される経営結果に関する情報についての期待、予測またはその他の特徴付けに言及する記述も、将来見通しに関する記述です。これらの記述には、リスク、不確実性およびその他の要因が含まれており、実際の結果、活動レベル、業績または成果は、これらの将来見通しに関する記述によって明示的または黙示的に示されたものとは大きく異なる可能性があります。noco-nocoは、本コミュニケーションに含まれるそれぞれの将来見通しに関する記述には合理的な根拠があると信じていますが、これらの記述は、現在知られている事実および要因、ならびに本質的に不確実な将来の予測の組合わせに基づいていることにご注意ください。noco-nocoは、本コミュニケーションの将来見通しに関する記述が正確であると保証することはできません。これらの将来見通しに関する記述は、特に世界的なCOVID-19パンデミックの影響、潜在的な訴訟、政府または規制手続きの結果、およびその他のリスクと不確実性を含む多くのリスクと不確実性の対象となります。noco-nocoが現在把握していない、または重要でないとnoco-nocoが現在考えているリスクがさらに存在する可能性があり、それによって実際の結果が将来の見通しに関する記述に含まれるものと異なる可能性もあります。これらの将来見通しに関する記述には重大な不確実性が含まれているため、これらの記述は、noco-nocoおよびその各取締役、役員、従業員、またはその他のいかなる人物による、noco-nocoが特定の期間内に、または全くその目的および計画を達成することを表明または保証するものではありません。このプレスリリースに記載されている将来の見通しに関する記述は、この通信の日付時点でのnoco-nocoの見解を表しています。その後の出来事や進展により、これらの見解が変更される可能性があります。ただし、noco-nocoは将来これらの将来見通しに関する記述を更新する可能性がありますが、適用法で義務付けられている範囲を除き、現在のところ更新する意図はありません。したがって、本通信の日付以降のいかなる日付におけるnoco-nocoの見解を表すものとして、これらの将来見通しに関する記述に依拠すべきではありません。
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