株式会社スリーダムアライアンスグループは、2023年6月5日、特許庁より製品の製造時に排出された温室効果ガスを排出権でオフセットし、使用料に付加するシステムに関する新規特許※を取得しました。当社の豊富な知的財産ポートフォリオに新たに追加された今回の特許により、真に環境問題を解決すべく、運用時だけではなく製品の製造工程で排出された温室効果ガスをオフセットするための、排出権を組み込んだリースやサブスクリプションサービスを通して様々な製品を提供していきます。脱炭素ソリューションを提供する子会社のnoco-noco Pte. Ltd. (以下、noco-noco) は、バッテリ電気自動車、内燃エンジン自動車、エネルギー貯蔵システムに関する事業について、本特許の独占的なライセンスを取得しています。 ※ 特許第7286212号
この特許により、noco-nocoは自社が提供するカーボンニュートラル・リースサービスを通して車両とバッテリを提供し、製品製造時のCO2排出量をオフセットします。また、バッテリ充電用の再生可能エネルギーを提供し、製品のライフサイクル上で避けられないCO2排出をさらにオフセットすることで、段階的にカーボンニュートラルにすることを目指します。なお、オフセットに使用するカーボンクレジットは、当社がオセアニアを中心に展開しているCO2削減プロジェクトで発生したものを使用する予定です。
運輸業界において脱炭素化が求められる中、noco-nocoのビジネスモデルは、電気自動車の所有に伴う経済的・実務的な課題を軽減し、運輸事業者にカーボンニュートラルへの道を提供することを目指します。noco-nocoは現在、フィリピンのAssemblepoint Co, Ltd.や日本の九州産交グループとのコラボレーションをはじめ、アジア全域の複数のプロジェクトでこのモデルの導入に取り組んでいます。
スリーダムアライアンスグループは、イノベーションを担保しながら、戦略的パートナーシップや投資家、顧客を惹きつけるための基本戦略として知的財産を最重視しています。noco-nocoの独占的な特許ライセンス取得により、同社の商業的優位性を確保すると同時に、業界内におけるさらなるイノベーションと産業連携のための環境を促進します。大量生産・無駄な消費から、あらゆる製品を循環使用できるモデルへの転換を提唱し、排出量の削減・オフセットを具体的に行うことで、環境負荷の軽減に貢献するため、業界を超えて特許の活用を拡大していきます。
今回の特許取得を受け、noco-nocoのCEOである松村正大は、次のようにコメントしています。「知的財産戦略ポートフォリオの構築は、持続可能な未来を追求する上で極めて重要な役割を担っています。この特許は、当社の成長軌道を強化するだけでなく、変革を促し、脱炭素ソリューションの導入を加速させる力にもなるのです」
株式会社スリーダムアライアンスについて
2014年に設立された株式会社スリーダムアライアンスは、脱炭素化と生態系保全を促進する最先端技術やビジネスモデルの研究開発を通じて、環境問題の真の解決に取り組む日本のベンチャー企業です。
noco-noco Pte. Ltd.について
noco-noco Pte. Ltd.は、カーボンニュートラルな経済への世界的な転換を加速させる脱炭素ソリューションプロバイダーです。独自の多層セパレータX-SEPA™や、持続可能なモビリティサービス、革新的なエネルギー管理プラットフォームの提供を通じて、noco-nocoはクリーンで安価、かつ持続可能なエネルギーソリューションへのニーズに対応します。
noco-noco に関する重要事項情報および将来に関する記述