2023年8月29日、パプアニューギニア(以下、「PNG」)の気候変動・開発庁(以下、「CCDA」)は、Hop2it Australasia Pty Ltd(以下、「Hop2it」)がCCDAに提出したPNGの2つの炭素削減プロジェクトへの支持を、公式文書によって認めました。
この2つのプロジェクトは、Hop2itがPNGの土地所有者と合意した30以上の署名済かつ進行中のプロジェクトのうち、森林伐採の回避に関するものです。Hop2itの株主はnoco-noco Inc.(以下、「NNI」)の株主であり、NNIとの間にHop2itの炭素削減プロジェクトから得られる利益の52%がNNIに支払われる取決証書があります。さらに、同取決めにより、森林地主と新たに契約するプロジェクトはすべて、NNIの子会社であるnoco-noco Australia Pty Ltdが契約することになり、NNIが52%、Hop2itの株主が48%を所有しています。
CCDAが検討した当初の2つのプロジェクトは、(1)湾岸州Kikori地区のOrumako慣習的土地所有者地域と、(2) 中央州Abau地区のCloudy Bay慣習的土地所有者地域です。これらの土地区画の面積はそれぞれ52,750ヘクタールと148,434ヘクタールです。CCDAは以下のように認識しています。
- この2つのプロジェクトは、PNGが採択した国家REDD+方法論と開発ガイドラインに基づいて提出されたものであり、Hop2itがREDD+の認証を受けた提案者として、また、Hop2itに優先的な検証確証機関を提供している英国のナチュラルフォレストスタンダード(以下、「NFS」)を債権者およびカーボンクレジット・ユニットを獲得するため審査・協力する機関として、準備されCCDAに提出されたものです。
- Hop2itとNFSの両当事者は、(2022年3月以来実施されている)国のモラトリアムが解除された後、NFSにCCDAの許可を発行する資格をもたらす複数のプロジェクト設計書の完成に取り組んでいます。Hop2itは、このモラトリアム解除が極めて近い将来実現するものと理解しています。
現在PNGには30以上の契約済プロジェクトが確保されており、合計約530万ヘクタールの森林総面積に関するもので、年間1億5,900万トンのカーボンクレジットを創出できる可能性があります。上記の2つのプロジェクトは、CCDAによって承認・支援された最初のプロジェクトです。
今後創出されたカーボンクレジットは、noco-nocoが展開するクリーンで効率の高いリースサービスでの利用や第三者への販売などを通して、不可避なCO2排出のオフセットに適用されます。
noco-nocoについて
noco-nocoは、カーボンニュートラル経済への世界的な転換を加速する脱炭素ソリューション・プロバイダーです。長寿命で耐熱性の高い電池のセパレータ技術「X-SEPA™」やカーボンニュートラルなリースプラットフォームにより、クリーンで導入への負担が少ない持続可能なエネルギーソリューションのニーズへ対応することを目指します。2023年8月にナスダックに上場しました。詳細については添付URLをご参照ください。www.noco-noco.com
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